そんな絶好調の彼女が9月7日、ロンドンのシェパーズ・ブッシュにあるブッシュ・ホールでライヴを行なったが、このパフォーマンスには本当に驚かされた。 彼女のサウンドの特徴はユーロビートとも呼ぶべきピコピコ・サウンド。ライヴでも、打ち込みされたサンプルやビートを使用するのかと思いきや、用意されて いたのはツイン・ドラムだった!
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小規模な会場だったため、ドラム1台でも十分迫力のあるビートを聴かせることができただろう。それがダブルとなり、2人のドラマーが追いかけっこでもする かのようにビートを叩き出す。ずっしりとお腹に響いて、まるでジャングル・ビートのノリだ。いくらライヴとはいえ、これだけ迫力のあるドラム・サウンドは なかなか聴けるものではない。そしてロビンのヴォーカルも存在感もそれに負けず劣らず力強い。ダンスが上手いというのとは違う。身体全体でビートを体現す る動きには圧倒されるし、挑発もされる。柔なダンス・アクトを想像していただけに、このド迫力には驚いた。
アルバムのサウンドとライヴとがここまで違うとは…。アルバムのピコピコ・サウンドも楽しいが、ライヴで実力発揮。ヒット・チャートを賑わせているだけのただのダンス・アクトではないことを見せつけてくれた。
この夜のセットリストは以下の通り。
Cobrastyle
Crash and Burn Girl
Who's that Girl
Bum like you
Handle me
Konichiwa Bitches
Keep this fire burning
Be Mine
Dream on
With Every Heartbeat